ボイストレーニングで声を出しているときは声が出やすくなるのに、実際の歌になると力が入ってしまってうまく声がでないのですが、どうしたらいいですか
❁回答❁
トレーニングのときにはうまく出来るのに、歌になるとうまくいかないということはよくあると思います。
理由としては
“トレーニングのときはシンプルなパターンでくり返しているため体が対応しやすい”
“そもそも発声に気をつけながら行っているので、喉周辺のコントロールに集中しやすい”
という状態ですが
実際の歌になると、大抵はトレーニングより複雑な音階やリズムになるため、
対応が追いつかないことが考えられます。
また、歌のスピードについていけなくて、声が弱くなってしまったり、
喉に力が入ってしまったりすることもあります。
スポーツなどで、基礎的な動きができても実際の試合では同じように行うのが難しいことに似ていると思います。
このように、歌うときに力が入ってしまったり、声が弱くなってしまう場合は、
歌の中で必要な動きに対応できる喉の柔軟性や瞬発力をつけていくことが必要になります。
例えば、練習方法として、
一気に歌うとうまく行かないのであれば
歌のテンポを落としてゆっくり練習したり
歌詞を「Ma」やリップロールにしてみたりして
トレーニングのときのリラックスしているときの喉の状態
声が響いている状態に近づけながら練習してみるのもひとつです。
また、歌でうまくいかないときは発声練習に戻って
さらに声を鍛えていき、歌といったりきたりすることで
徐々に、歌でも声が出やすくなってきますよ
ボイトレをすることで、声のマップを拡げる感じで
表現の自由度が上がるといいなと思います。
参考になさってみてください。